ドラッカーに学ぶ資産運用

ドラッカーに学ぶ資産運用

経営の神様ことピーター・F・ドラッカーがブームになっている。書名にドラッカーの名前を冠する本は数多いが二決定版ドラッカー名言集』は手元に置いて何度も読み返したくなる本だ。上田惇生氏が選りすぐった名言が見開きで日本語・英語対照で載っている(ぜひ、音声版が欲しい)。では、運用ビジネスの観点から、ドラッカーを読むとどんな感じか。
世界の金融市場

 

名言集の8番目に「企業の目的は一つしかない。顧客の創造である」という言葉が載っている。これは、ドラッカーの言葉としても特に有名なものの一つだ。だが、運用ビジネスに当てはめると、正直なところ、手放しで受け入れられる言葉ではない。たとえば、近年よく売れた毎月分配型の投資信託、あるいは、同じく毎月分配であるものが多い通貨選択型(目下、ブラジルーレアルコースが人気のようだ)のファンドは、共に運用そのものとしての合理性には疑問があるが、セールスマンが売りやすい商品だ。

 

分配金の利回りと安定性を強調して、リスクに対する顧客の印象を薄めながら、金融機関は、これまでに投信を売りにくかった顧客の開拓に成功してきた。これらの運用商品は、新たな顧客を掘り起こすことにも成功して、確かにここまで「いいビジネス」にはなってきた。しかし、それが顧客のためか、というと、運用の理屈から考えるとこ遅う!」

 

釈然としない思いで、私は、名言集の一ページをめくった。ここには、顧客を創造するために企業が持つべき機能が指摘されている。企業には二つの基本的な機能が存在する。マーケティングとイノベーションである、とある。企業の側か「マーケティング」を見ると、商品を売り、利益を上げるための前向きな工夫の理論と実践だ。しかし、顧客側からこれを見ると、商品を実際の価値以上の価格でたくさん売るための方法論を体系化した、悪魔のマニュアルのような代物だ。決して美しいものではない。「マーケティングを解毒せよ!」をキャッチフレーズとして普及させたいくらいだ。

 

特におカネはインプットがおカネで、アウトプットもお金である。余計な利潤をどれだけ売り手に払ったのか?これは、いわば「自分のバカの値段」である)が、正しく分析するなら、買い手の側でわかる世界だ。また、「イノベーション」は、既存の技術やビジネスの組み合わせであることが多い。

 

一方、運用商品は、つまるところ資本市場から調達してきた素材(株式、債券、為替など)を組み合わせて、手数料を乗せて売っている、というのがその本質だ。正直なところ、かなりいやな感じになってきたのだが、名言集をもう1ページめくってみた。タイトルには「マーケティングは販売を不要にする」とある。現実の運用ビジネスでは、セールスマンの努力こそが利益の源泉なのだが、といぶかしく思った。

 

ドラッカーの言葉を聞こう。「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マー・ケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである」とある。これならわかるし、納得できる。顧客にとって損が少なく、わかりやすい商品でなければ、長期的にはこの条件が満たされない。

 

しかし、顧客がこれを理解するためには、親身の啓蒙が必要だ。結局、運用ビジネスにあっても、顧客の創造が必要なのだ。ドラッカー先生に兜を脱いだ。

やさしいFX「協調介入」とは

この度の大震災はその地震・津波の被害も甚大なものでしたが、原発被災は首都圏のみならず日本全体をも不安に陥れることとなりました。電力不足は今後の日本経済全体にも影を落としています。

 

さて、地震後、被災国の通貨ながら日本円はパニック的に買い進められ、(様々な思惑が働いたこと、それに伴うストップロスが大量についたことはご承知の通りです)ついに16年ぶりにドル円で円の最高値の更新となりましたね。

 

ここで、「協調介入」によって80円台に押し戻されたわけですが、この「為替介入」という動きについて説明したいと思います。ちなみに為替介入については昨年9月27日にもコラムを書いています。ご参考まで・・・。

 

「為替介入を振り返る」
http://mpse.jp/tkymail/c.p?d2c6n6K1LHt

 

この時は日本が単独介入を行っており、これだけ市場規模の大きくなった為替市場においてはサプライズ効果等がない限り、単独ではその効果に限りあるというのが私自身の考えでもありました。

 

今回は市場自体がパニック的な売り一色(ストップロスによる加速)になっていたところへ、各国が迅速に協調したことが何より市場へのインパクトとして大きかったと言えます。その後も「協調」だったからこそ、市場は再介入を恐れて下値を突き進むことをしなくなっているのでしょう。(市場には円の最高値更新による「満足感」もあるかもしれませんね。)

 

未曾有の大災害であったこと、ここに超円高が重なることで日本経済にさらに打撃となり、その結果世界経済には大きなダメージになるという判断があったからこそ実現した協調介入だったと言えますね。

 

さて、この為替介入ですが、よくその資金には税金が使われているのですか?といった質問を受けます。

 

為替介入には一般会計と区別して管理されている外国為替資金特別会計(外為会計)という、財務大臣が管理する政府の資金が使われます。政府の資金と言いますが、税金ではなく独自に調達するものです。

 

今回の為替介入のように買われ過ぎの円を押し戻す=円売り米ドル買いという為替介入をする場合、「売るための日本円」が必要となりますが、その円は政府短期証券(FB)を発行することで調達します。為替介入の資金調達のためのFBは「外国為替資金証券」と言われます。対価として購入している外貨(この場合米ドル)は米国債等で運用し、上記とは逆に円買いドル売りの為替介入が必要になったときなどは、その米国債を売却することで米ドル資金を調達することになります。

 

また、為替介入は「日銀介入」とも言われます。確かに実際にオペレーションをするのは日銀の為替担当者かもしれませんが、日銀が独自の判断で実施するものではなく、その権限は財務大臣にあり、その元で財務官が指揮をとっています。

 

通常は為替介入が市場で効果を上げる場面はそれほど多くないかもしれませんが、為替ディラーの考え方や、FXのその仕組み理解をしておくことは大切ですね。

FX投資家が注目すべき為替相場のポイント

【注目ポイント】

 

月末・期末要因・・・輸出企業の円転やリパトリの円買い圧力高まるか

 

米国雇用統計・・・NFP(非農業部門雇用者数)予想は前回並みの19万人。ドル上昇のハードルは高いか

 

日銀短観・・・震災の影響を反映しておらず信頼性に欠ける

 

ポルトガルの債務問題・・・EU支援要請なら悪材料出尽くし感も

 

原油・石炭・天然ガスなどエネルギー高騰・・・豪ドルなど資源国通貨をサポート

 

カナダ政局・・・ハーパー内閣不信任案可決、5月総選挙へ

 

 

FX投資家に人気のピボット指数で為替相場をテクニカル分析

 

基準値は、前日の高値、安値、NY市場の終値をもとにしています。

 

H:ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)
R:レジスタンス(上値の目途)
S:サポート  (下値の目途)
L:ロー・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)

 

 

 <ドル/円><ユーロ/円><ユーロ/ドル><ポンド/ドル>
H    82.231   115.818     1.43109   1.62630
R2   81.865   115.522     1.42526   1.62039
R1   81.602   115.064     1.41711   1.61238

 

基準値 81.236   114.768    1.41128  1.60647

 

S1   80.973   114.310     1.40313   1.59846
S2   80.607   114.014     1.39730   1.59255
L    80.344   113.556     1.38915   1.58454

 

 

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28日外国為替市場(FX)の東京市場では、前週金曜日にプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁等、複数の米地区連銀総裁がタカ派的な発言をしたことから、米の早期利上げ観測が高まったことを背景に米ドル買いが優勢となった。ドル/円は81円40銭近辺から81円75銭近辺へ上昇。ドル/円の上げにクロス円は総じて連れ高となり、ユーロ/円は114円25銭近辺から114円95銭近辺へ、豪ドル/円は83円40銭近辺から83円90銭近辺へそれぞれ上昇。一方、ユーロ/ドルは取引開始後、ユーロ売りが優勢となり軟調に推移した。週末、地方議会選挙で、メルケル・ドイツ首相率いる与党が敗北したこと等を受け、ユーロ/ドルは一時1.4024ドルまで下落。その後、反発し1.4068ドルまで上昇したが、上値の重い展開となった。FX投資家はユーロドルなどユーロまたは米ドルがからむ通貨ペアに注目するべきであろう。